大宮エリーさんに聞く、手帳の使い方アイデア

作家、演出家、ラジオパーソナリティー、アーティストなどいくつもの顔を持つ大宮エリーさん。2016年9月に青森県十和田市現代美術館での約4ヶ月にわたる個展を終えたばかりの大宮さんは、「一息ついたところで風邪をひいてしまった。みなさんも気をつけて!」と明るく笑います。そんな多忙を極める大宮さんに、「書く」ことについてうかがったインタビュー・番外編では、手帳を使うなら? をテーマにお話を聞きました。

PHOTO : 井関信雄

仕事をコントロールするための手帳

個展が終わって、ちょうどいろいろなことをきちんと整理しなければいけないと思っていました。こういう時期に、今までやれていなかったことを全て書き出してみるのは大事ですよね。そのためにも、しばらくやめていた手帳をまた使いはじめようと思っていたところだったんです。

スケジュール管理には、以前はマークスの「ノートブックカレンダー」を使っていました。仕事をつめこみすぎてしまった時期、「このままではまずい」と先輩に相談したら、働きすぎないように、と、1ヶ月がひと目でわかる月間タイプを勧められたんです。いっぱい書きこめるという理由から、大きめサイズのものを選んだのですが、日程をまたぐ予定でもわかりやすいので重宝しました。1ヶ月の流れを、ビジュアルで把握するのって本当に大事ですね! 持ち続けているうちにどんどんボロボロになってしまうので、コピーをカバンに入れて持ち歩くようにしていたんです。また始めようかな。これを使うのをやめてから、仕事を入れすぎてしまう(笑)。

大宮さんが以前使っていたという、ノートブックカレンダー

でも今は、スケジュール管理は複数人に共有できるパソコンのほうが便利という人も多いですよね。だから手帳に書くのは、その日のTO DOや、思いついたアイデアなどがいいんじゃないでしょうか。

書き出すことで、自分にインプットする

日々、できていないことがたくさんあるので、TO DOリストは頻繁につくります。たとえば、○○を発送する、○○さんにメールの返事を書く、振込をする、○○を探す……。

「スペースがいっぱいあって使いやすいですね!」と、EDiT手帳にさっそくその日のTO DOを書きこむ大宮さん

紙に書き出すことで、自分にインプットしています。こういうことは、パソコン上だと難しい。ちゃんと物事を読み取れなくなるというか、言葉の強弱がわからなくなる。だから強調したいことは○でぐるぐる囲んだりします。筆跡で、その日の自分のことがわかるんですよね。だから手書きって本当に意味があると思う。大きな文字で書いていたり、端っこに、ちょこちょこと書いていたり。自分を知る感じ。自分を整理する感じ。メモは絵で描くこともありますよ。文字ではなく、絵で。

手帳に導かれて毎日を過ごす

このEDiTの手帳(スープル)、まず、表紙の手ざわりがいい。すごく品があって華やかで、優しい色合い・風合いで、これなら飽きずに1年間添いとげられそう。使い込むほど味が出そうですね。

中面は、マンスリーページで1ヶ月の流れを把握した後に、その月の目標や、やらなければいけないリスト、買い物リストなどいろいろ書けるから、これを使えば自然と「なんとなく1ヶ月、1年経ってしまった!」ってことにはならずにすみそう。デイリーページには思いついたキーワードや、打ち合わせで聞きたいことを事前に書き出しておいたりするのにも便利そうです。その日にできなかったことは次の日のページにまた書きこんで、と残していくことができますね。「一昨日はなんて書いたんだっけ?」とあとから見返すこともできるし、備忘録にいいですね。

手帳に導かれる感じ? 1日1日が、たくさん書きこめるスタイルだから、ストレスもないですね! 日記代わりにもなる!

日記(ライフログ)は、新社会人だった頃につけていました。行ったイベントやコンサートなどのチケットを貼ったり、日々のできごとを記録したり。同期の女の子の間で流行っていたので、自分も始めてみようと思ったんです。そのうち忙しくなって続けられなくなり、1~2年でやめてしまいましたけど。でも、書くことって、自分と向き合うことにつながるし、手帳ってつい買っちゃうものですよね(笑)

大宮さんの活動や、書く(描く)ことについて語っていただいた本編はこちらから

大宮エリー Ellie Omiya
作家/演出家/画家

1975年大阪生まれ。脚本&演出、執筆、絵画制作と縦横無尽に活躍。『思いを伝えるということ』展(パルコミュージアム、仙台メディアテーク他)を皮切りに、2012年からは体験型個展が続々と始動。2016年には青森県十和田市現代美術館にて初の美術館での個展『シンシアリー・ユアーズ』を開催。2017年1月に東京・代官山での展覧会、4月~6月に福井県の金津創作の森美術館での展覧会を予定している。著書に『生きるコント』(文藝春秋)「なんとか生きてますッ』(毎日 新聞出版)、『猫のマルモ』(小学館)、『物語の生まれる場所』(廣済堂出版)、『思いを伝えるということ』(文藝春秋)、『EMOTIONAL JOURNEY』(フォイル)、『見えないものが教えてくれたこと』(毎日新聞出版)がある。

<大宮エリーオフィシャルサイト> http://ellie-office.com/